フェルナンド=デル=パソ著
メキシコ作家
これぞ世界文学
これぞ歴史小説
1850-1927年
870Pに及ぶ”帝国主義国家の動向”
奇数章:マクシミリアン銃殺後に発狂した皇妃シャルロッテの独白
偶数章:メキシコ近現代+ハプスブルク家+列強の世界分割史と裏の駆け引き+マクシミリアン皇帝の人生
南北戦争の隙を付いたナポレオン3世に唆されメキシコ皇帝に戴冠したハプスブルク家マクシミリアンと皇妃シャルロッテ
皇帝は数年後メキシコ革命で銃殺(ゴヤの絵画で有名)
片や皇妃は廃人のまま長寿を全う
ファレスの革命やビスマルクの外交政策に目紛しい科学文明の進歩を夥しい情報量でリアルに描く