MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「JUMP」

ナディン=ゴーディマ著
ノーベル賞南アフリカ作家
短編12集
主にアパルトヘイト下の南ア社会の複雑な人種間亀裂を描く
人種差別は一様に憎悪だけの問題ではなく文化摩擦・経済格差・教育政策欠如・土地制度問題など複合要因だと分かる
著者曰く作家は”第3の性”
多様で簡潔な味の風刺がいい

収録作
“隠れ家”
“むかし あるところに”
“究極のサファリ”
“父の祖国”
“幸せの星の下に生まれ”
“銃が暴発する寸前”
“家庭”
“旅の終わり”
“どんな夢を見ていたんだい?”
“体力づくり”
“釈放”
“JUMP”

f:id:MarioPamuk:20211210181905j:image