MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「失われた時のカフェで」

パトリック=モディアノ著
ノーベル賞フランス作家
失落した記憶と”その人”
“揺蕩えども沈まず”
エレベーターの昇降の様に
永劫回帰”の繰り返し
2人きりの車両なのに
周りに気遣い囁いた
“美しい夏”の雪が散る
夢遊病を患わった風が頬を凪ぐ
パリのとある失われたカフェにて

 

ジョイスのダブリン”
ディケンズのロンドン”
“モディアノのパリ”

モディアノは私が書評を思索するのが最も楽しみな作家

どうすればこの深淵で洗練され喪失感に溢れた作品世界を伝えられるか?

試行錯誤して投稿する為に読後はいつも読み返してしまう

すっかり”モディアノ中毒”になってしまった

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