MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「響きと怒り 下」

ウィリアム=フォークナー著

ノーベル賞アメリカ作家

南北戦争後に北部が繁栄する一方で南部は暴力が支配した
妹キャディの処女性を巡り決闘・自殺と凋落する一族
第1章と第2章が難解だが3章と4章で伏線回収
同じテーマを4人の人物に語らせ物語に奥行きを与える
悲鳴が響く
怒りが泥む
肉と血と傷と土と樹と闇が這い螺鈿する回想と過去

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