「エリザベス=コステロ」

ジョン=マクスウェル=クッツェー
ノーベル賞南アフリカ作家
架空の世界的作家エリザベス=コステロ
著者の分身が彼女を想像上で断片的に講義し更に1冊の批評に纏めるメタに次ぐメタ構造
著者の文学論・思想哲学が見られ物語的にも面白い
自身への徹底批評貫徹は作家の鑑

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これだけ複雑で文学の専門的内容を含む構成ながらスラスラと読ませる
コステロはオーストラリア女性作家という設定
特にカフカ・豪州・アフリカ文学に詳しい
西洋文明に対抗し”南半球の作家”を志向するクッツェーの新天地を開いた作品