MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「別れのワルツ」

ミランクンデラ
チェコ作家
生殖と亡命を我流の哲学に適合させ文学に昇華
“愉しい寄り道”を至上とするクンデラ文学の真骨頂
不妊治療のため湯治に来た名トランペット奏者と美女
別れ際こそ心踊るワルツを
踊る様に軽妙な文章と離別しゆく重層なテーマが交錯する5日間だけの物語

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