MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「永遠の夫」

フョードル=ミハイロヴィッチドストエフスキー
ピュアな題名は皮肉に過ぎず妻の浮気に泣きつく”NTR亭主”
愛と幻想に浸る哀れな”永遠の夫”
挙句に妻の愛人や娘も登場するが意外な展開を見せる
今は亡き”社交界”に取り憑く虚しい亡霊の様な夫と家庭に縛られ愛に飢える妻を多面的に描く

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