MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「白痴3」

フョードル=ミハイロヴィッチドストエフスキー

ロシア作家
第3巻はイッポリートの告白と狂気じみたキリスト教やロシア史の闇が間接的に4人を抉る
真に美しさとは残酷なのだろうか?
これまでの明るいコメディタッチから急転ホラーへ
善意が不和に
恋慕が嫉妬に
トラウマが狂気に
食人や死せるキリストの暗示する結末とは?
すれ違う“白痴たち”の悲劇

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