MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「僕の違和感 下」

オルハン=パムク著
ノーベル賞トルコ作家
西洋への憧憬とオスマン時代懐古の狭間でアイデンティティに苦悩するトルコ
各時代の市民の生活が目に浮かぶように連続する文章が心地良い
駆け落ち結婚するも妹の死産を機に初恋の姉と再婚
違和感は未だ消えない
今日もボザ売りの声はイスタンブールに谺する

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