MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

「肉体の悪魔」

レーモン=ラディゲ著

フランス作家

20歳で夭折した早熟の天才の実体験に基づく

少年と若妻の不倫話

よくある話でオイディプスコンプレックスの典型

だが不埒な話でも深く共感させてしまう文体は流石の一言

フランス文学は台詞と会話が少ない

逆に心理描写が多く特に彼の分析は唸るほど

恋愛はエゴの衝突ですね

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