MarioPamuk’s diary

海外文学と学術書の短文感想&忘備録

Entries from 2022-03-01 to 1 day

「手中のハンドボール」

アレクサンダー=レジャバ著グルジア(ジョージア)作家“ガウマル…ジョオオオス!”という謎の掛声(グルジア語)が印象的グルジアと見せかけて完全に日本が舞台の青春小説研究や日立で海外からの赴任者が多い茨城県つくば市著者卒業の手代木中学校ハンドボール部…

「J・M・クッツェーの世界」

現代英語圏最高峰の作家の1人クッツェーノーベル賞受賞理由:“異端者が巻き込まれる様子を無数の手法と意表を突く物語で描く”30も推敲する文体古典の立体的再構築暴力と言語学の鋭い考察物語の裏にあるモチーフの推察が楽しい作家評論含め全作品の邦訳がある…

「ドニャ・バルバラ」

ロムロ=ガジェゴス著ベネズエラ作家・大統領ラテンアメリカ文学” 古典中の古典”ドニャ(女傑)バルバラ(蛮族)土地収奪を目論む”開明アメリカ人”vs国境策定に励む”野蛮ベネズエラ人”建国期の愛国心の高まりを豪快美女義賊・辺境部族・政府の視点で鮮やかに描く…